睡眠というのは実は健康維持にとても重要で、思った以上に体に影響を与えている。特に睡眠時間の足りない方は要注意だ。睡眠不足はアルツハイマーに糖尿病、ガン、心臓病などを引き起こす原因になると言われ、さらに精神状態の不安定化や記憶力の低下、肥満、免疫力の低下を招く恐れがあると言われている。
睡眠不足を防ぐ一番の方法は当然睡眠を長くすることだ。だが、簡単に睡眠を長くすると言っても、忙しくてなかなか時間が取れないという方も多いことだろう。そんな方は睡眠の量ではなく、睡眠の質を向上させることを目標にすると良いだろう。とはいえ、まず4時間半以上の睡眠を確保することがここでは前提とする。健康維持には最低限の量も必要という観点だからだ。では、どうすれは睡眠の質を高められるのか。夜ぐっすり眠るコツとしては、軽い運動をして適度な疲労感を体に与えておくと良いだろう。通勤で歩く時間を増やし距離を稼ぐなど、日常の中に運動を取り入れていく姿勢が重要だ。お風呂では湯船でしっかりお湯に浸かって体を温める。就寝1時間前までに入浴を済ませるとスムーズに深部体温が低下していくので睡眠に導入するには効果的だ。また、ストレスがあると眠りを浅くしてしまうので、寝る前に音楽を聴くなどして気持ちを安らかにしておくことも大切だ。
さらに、休みの日にも注意することがある。休日ではついつい寝だめをしてしまいがちだが、睡眠のリズムを崩さないようにするためにも、睡眠は長くて7時間半程度までに抑えるように意識すると良い。このように、睡眠時間ではなく睡眠の質の向上に努め、より健康的な生活を送れるよう心がけよう。